DESとは
監修:行政書士 渡邉徳人(行政書士事務所WITHNESS 代表・熊本県行政書士会 第05430405号)最終更新日:
「会社に貸しているお金を、資本金に振り替えられないか」というご相談をいただくことがあります。これは可能で、DES(デット・エクイティ・スワップ:債務の株式化)と呼ばれる方法です。
DESの仕組み
役員などが会社に対して持っている貸付金(金銭債権)を、会社に出資します。金銭以外の財産を出資する「現物出資」の一つで、お金の動きなしで資本金を増やせます。会社の借入金が減り、その分だけ資本金が増えるため、決算書上の自己資本が厚くなります。
手続きのポイント
- 現物出資では、原則として裁判所が選任する検査役の調査が必要ですが、弁済期が到来している金銭債権を、会計帳簿に記載された金額以下で出資する場合は、検査役の調査は不要です。
- この場合、登記の際に、債権の金額と債権者がわかる会計帳簿(総勘定元帳など)を添付します。
- 弁済期が到来していない債権も、会社が期限の利益を放棄すれば、弁済期が到来したものとして扱えます。
税金についての注意
DESでは、出資する債権は時価で評価されます。会社の財務状況によっては、債権の額面と時価の差額が「債務消滅益」として会社の利益になり、法人税がかかる場合があります。DESをお考えの方は、必ず顧問の税理士とご相談のうえ、手続きを進めてください。
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